お知らせ

2015-06-05 21:10:00

2015.7.1(wed)~7.12(sun)

10:30~18:00 (last day until 17:00)


宮山りさ & 鈴木純郎 & 宮山正光

 

valuable mass in diversity

有益な質量

美術史上の解釈が困難な作品の到来が21世紀の幕開けと共に
始まり芸術の多様化という名の下で統括された作品群・・・・
何を持ってそれら芸術の価値を見いだすのであろうか?
現代社会の価値観は、流動的かつスピーディであるが故に
価値の質量が、現代経済力学によって除外されてしまった。
如いて言うなれば、多様化の弊害により現代社会に措いて
客観的観念が重視された表象が前面に立ち塞がり主観的観念が
背後に排除されてしまう事で質量(主体概念もしくは、美学的野心)
の欠落が起こるのでは・・・?
芸術の多様化により独立性が増す事で多種多様な美術史が形成される。
その結果、現代美術史内の集約が困難・停滞といった混沌さが・・・
時代背景が価値画定の定義を定める現代社会に措いては
致し方ないのかも・・・?
しかし、価値の質量が欠落した作品の表象だけが
ゴースト・イメージとして存在し可視状態で浮遊する
現状の表層芸術で好いのだろうか?
表現者自身が経済社会に帰属し過ぎる故に、
表現者よる主体概念に対する質量の自己放棄へと・・・
表現者は経済社会の枠外に介在する前衛者であるべき姿を取り戻す事で
価値の質量を向上させる唯一の路・・・・と思われるが?

 

 

 

■sumio suzuki
 61
年茨城に生まれる
 81年東京芸術大学デザイン科卒業
 86年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程終
 92年ムパタ・サファリ・ロッジプロジェクトの為 ケニアに滞在
 93年バリ(インドネシア)にスタジオを構える
 09年日本に帰国
 現在、玉川大学芸術学部芸術教育学科の技術指導員


■lisa miyayama
  73年いわき市にブティックをオープン
 89年彫金師 穂積大輔氏に師事し、
 以後、数年間ブティック経営の傍らアクセサリー制作を続ける
 その後、毎年訪れていたバリ島でパワーストーンの魅力を再確認
 バリ在住のアーティスト鈴木純郎氏に出会い
 現地にアトリエを構え制作をする
 2007年には、Ayana resort & spa baliとの委託業務を契約する

■masa miyayama
 58
年茨城生まれ
 78年渡米、英語学校に通う
 後に、美術学校academy of art collegeに転入
 別な美術学校college of art and craftにも在籍
 87年に帰国以降、東京や地方で数多くの展示を行う
 90年から95年に掛けて現代美術家 田中信太郎氏のアシスタントをする
 91年に再度渡米プリント工房 kala institute にて技法を学ぶ

 


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